私たちは案外、無意識に過ごしている
日常のできごとに集中していると、案外、自分の内側の変化に気づかないままに、次々とできごとが展開してゆきます。
忙しいと、とくにそうなりがちなんですが、、、
けど実際には、1日の中でけっこう変化しているものです。
ときには、自分に意識的になってみるの、おすすめです。
日常を意識的に過ごせるようになると、メリットも実感できます。
今回は、自分に意識的になる方法をご紹介します。
- 自分への理解が深まる
- 自分の考え癖や行動パターンを刷新していくきっかけになる
- 悩みが笑いに変わる
- ジタバタせず落ち着きがうまれる
- 他者・状況・環境に振り回されなくなる
自分に意識的になるとは?
自分に【意識的になる】というのは、自分自身に気づいている状態のことを指します。
具体的には、自分の内面で起こっていることや行動に気づいている、ってこと。
そのためにすべきことは、ただ1つ。
「眺める視点を持つこと」です。
自分に意識的になるために1
眺め方
私のやり方を紹介すると、まずは「自分の内側」に意識を向けます。
内側にある「眼」で眺める感じ。
呼吸している肺の動きを感じてみると、内側に意識が向きやすいと思います。
体の「感覚」もわかる方は、感じてみてください。
感じられるかは「慣れ」ですので、今はよくわからなくても心配しなくて大丈夫です。
やることは、自分の内側で起きていることに「気づいたり」「しばらく眺めてみたり」するだけです。
分析も意味づけも、必要はありません。
私たちの内側には、「感覚」があって、そこから「気持ち」が生まれています。
さらに、「ストーリー」や「考え」もある。
そこから、自分のすべての行動へと繋がっています。
整理すると、こうなります。
↓
気持ち・考え(ストーリー)が湧いていて
↓
行動へと繋がっている
自分の内側と、自分の外側である行動を眺めます。
これらはつながりがあり、影響し合っています。
自分に意識的になるために2
視点を深める
慣れてきたら、自分の行動がどうなっているか、もう少し深いところを見てゆきましょう。
これは、「他者からどう見られているか」ということではありません。
他者へ与える印象も大切にしたいことですけど、自分を眺めるというときには、脇に置いておきます。
自分の内側にある気持ちや考えと、自分の外側である行動について、「深いところに何があるかな」と見ていきます。
視点の深め方の例・注意点
ポイントの1つは「動機」です。
たとえば、このような切り口で自分に問いかけてみます。
自分の内側(気持ち・考え)と外側(行動)が、ちぐはぐになっていないかな?
ここで問いかけるときには頭も働きますが、答えを見つけるときには頭は使いません。
頭を使って答えを探すと、分析や意味づけになってしまうからです。
考えて答えを見つけるのではない、ってところがポイントです。
しつこいですが、やることは眺めるだけなのです。
そのことを忘れてしまうと、分析が知らないうちに始まってしまうんです。
私も、まだよくわかっていない頃はそちらへ流されました。
気づいたものは掴まない
ちなみに、気持ちも、ストーリーや考えも、流れてゆく性質のものです。
だから、流れるままに、掴まなくてよい。
気づいたものは、掴まないでおきましょう。
ところが、冒頭で書いたように日常のできごとに集中してると、「流れてゆくもの」というよりは、気持ち、ストーリーや考えが自分のすべてだと思えて、一体化してしまいます。
これだと、沼にハマります。
自分の気分や、今日一日の印象が、日常のできごとや相手次第になり、嫌な気分からいつまでも離れられなくて、疲れる、眠れない、など。
もしもあなたが、このようなパターンにうんざりしているなら、自分の内側を眺める視点を持つのは、やっぱりオススメです。
自分に意識的になる眺める視点まとめ
- 体の感覚を感じる
- 気持ちの動き、ストーリーや考えに気づく
- 自分の行動を眺めてみる
呼吸の動きを感じてみると、体の内側に意識が向きやすい。
そのときどきの気持ち、ストーリーや考えについて「○○があるなぁ」って気づくだけです。
体の感覚もわかる方は、感覚から気持ちが生まれ、ストーリーや考えも湧いているのを眺めてみてください。
自分の内側と、外側である行動が、どのように影響し合っているかという視点で眺める。動機に着目するのがポイント。
眺める視点を持つとこんな変化が
自分の行動が意識的になっていくだけでなく、より深く自分を知ることができます。
慣れてゆくと、気持ち・考え方・行動の自分のパターンが見えてきます。
さらに視点が深くなってゆくと、そのパターンを繰り返してしまう理由も見えるようになります!
たとえば、
「私は○○するのは良くないと思っていたから、苦しくなっていたわけか!」
という具合に。
このような表層の意識に近いところにあった気づきだけでも、自分を縛っていた何かがスルっと外れることもあります。
重たくなっていた心が軽くなります。
今回は、自分に意識的になるススメについて書きました。
わからないことがあれば、ラインで質問していただけます。
無料です。
最後まで読んでくださって、どうもありがとうございました。
あやか