感じるモードと癒やし

感じるモードと癒やし

自分の中に抑圧されていた思いや感情を癒やすときに、「感じるモード」は、とても重要な役割を担います。
抑圧されていた感情や思いが出てきたときに、感じるモードを使うと、抑圧を解くことができるからです。

感じるモードを使うには、感じるためのスペース(器)が必要になります。
感じるためのスペース(器)が十分に整っていないと、感情や思いを感じるというよりは飲まれただけになり、癒し(完了)は起きていないことがあります。

抑圧された感情と思い

抑圧された感情と思いは、いわゆるインナーチャイルドのことです。
幼少期のころからの、自分が体験した歴史の一部です。

(脳の)記憶と、体の記憶があり、当時は適切に完了できなかったために、(未完了の状態で)抑圧されているものです。
抑圧されているままだと、自覚のないままに、その人の体や心のあらゆる表現に作用します。
性格や態度、その人のクセなどとして現れています。

癒しが起こるチャンス

人間関係で時折、あなたの中が反応するのを経験したことがありますか?
傷ついたり、イラっとしたりする反応のことです。

このような反応が起きたタイミングをうまく利用すると、あなたの内面に抑圧されていた過去の感情や思いが、浮上してきてくれます。
浮上してきたものは、抑圧ではない方法でケアすることができます(これが完了すると、同じことで反応しなくなります)。

完了するたびに、あなたの心は苦しさや、体のしんどさが減っていきます。
傷ついたり、イラっとしたりするのは嬉しくないですが、癒しポイントを教えてくれるサインでもあるので、その意味が腹の底から理解できると、チャンスやお宝としか思えなくなります。

自分との新しい向き合い方を始めたばかりのころは、とてもチャンスやお宝だとは思えないかもしれませんが、完了できる経験を何度かすると、チャンスやお宝の意味がわかってきます。

人間関係だけでなく、起こる出来事にも落ち込んだり、後悔したり、心が乱されますが、同じようにチャンスやお宝として、自分にプラスにできます。

これは、「教訓を得て次に活かす」というのとは、比べものにならないくらいの軽さが得られます。

真の癒し

真の癒しとは、見かけ上の癒しではなく、根本的な癒しという意味で使っています。

癒しは、外から自分以外の誰かや何かによってなされることはありません。
セラピストやヒーラーが施すものでも、自分でどうにかするものでもなく、その方の中で準備ができたら起こってくるものです。

泣いてスッキリすると「癒された」と感じることがありますが、その時だけの一時的な癒しである可能性もあります。

人間関係や出来事で同じようなことが起きたのに、刺激されて心が震えたり体が固まったりすることがなくなってきた場合は、真の癒しが起こっています。

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