感じるモードと癒やし
自分の中に抑圧された思いや感情を癒やすときに、「感じるモードを使うこと」が、とても重要な役割を担ってくれます。
優秀なセラピストやヒーラーを探すよりも、自分の感じるモードを磨いてしまえば、いつでも自分をセルフヒーリングできるようになります。
癒しが起こる可能性
他者の言動で刺激され、あなたの中が反応するのを経験したことがありますか?
傷ついたり、イラっとしたりする反応のことです。
このような反応が起きたタイミングをうまく利用すると、あなたの内面に抑圧された感情や思いを癒すことができます。
ここに、癒しが起こる可能性が秘められているのです。
他者に傷つけられたり、イライラさせられたりしたら、相手を責めたくなる気持ちは脇に置き、ぜひ自分の癒しに取り組んでみてください。
癒されるほどに、あなたの心が自由になっていきます。
抑圧された感情と思い
抑圧された感情と思いは、幼少期のころから私たちが内側に溜めてきた孤独感、悲しみ、痛み、怒りなどのネガティブな感情と、記憶です。
抑圧された感情や思いは、自覚のないままにその人の意識をゆがめ、人間関係に悪影響を及ぼしています。
時折、抑圧していた感情が一気に噴き出すのです。
ネガティブな思いは、ネガティブな投影となってあなたの世界に映し出され、今のあなたが苦しくなる原因になっています。
真の癒し
抑圧された感情や思いは、過去の体験や記憶に紐づいています。
けれども、今の苦しみの原因となっている「癒しが必要なもの」を、探す必要はありません。
癒される準備ができたら、自然と浮上してくるからです。
真の癒しとは、たとえばセラピストやヒーラーが施すものではなく、その方の中で起こるものです。
抑圧された感情や思いに気づくことで、癒しは始まります。
私たちが、真の癒しのためにすべきこと
一時しのぎの癒しではなく、真の癒しが起こってほしいと思うのは自然なことかもしれません。
それほど、今まであなたは苦しみをどうしたらよいのかわからないまま、頑張ってこられたのだと思うから。
真の癒しが起こるとき、私たちができることはそれほど多くはありません。
●過去の体験や記憶から湧いてくるさまざまな思いから離れ、自分の中の「沈黙」があるところに留まっていること。
●誰かの言動で刺激されて感覚や感情が溢れてきたら、鎮まるまでの間、それらとともにただいること。
つまり、「自分でどうにかしようとしないこと」こそが、真の癒しには必要だったのです。