意識的でいること

「意識的でいる」とは

「意識的でいる」とは、自分自身に関心のまなざしを向け、【自分のすべてに気づいている】ことをさします。

でも、やったことがないと、「ずっと気を張っていること」と誤解したり、わからな過ぎてピンと来ない・・・という方もいるかもしれません。

意識的でいることについて、もう少し理解を深めるお手伝いができるといいなという思いで、この記事を書きました。

「自分に気づいている状態」の詳細

「気づいている」とは「認知する」ことです。

認知するとは、そこにあるものを「〇〇がある」と気づくことです。

これは、「ただ、〇〇があると気づくだけ」でよいのです。
つまり、解釈やジャッジメントはしない、の意味です。
でも、「ボーッと眺めて、ただ視界に入っているいるだけ」とは、似て非なる状態です。

たとえば、「誰かに言われたひと言でイラっとして言い返している自分」を観察する場合。
「眉間にしわが寄ってるな」「鋭い目つきしてるな」「大きな声を出してるな」「心臓がバクバクしてるな」「怒ってるな」などになります。

説明や理由などは、解釈やジャッジメントです。
解釈やジャッジメントに対しても、「私は〇〇をこんな風に解釈しているんだな」という感じで気づいていきます。

意識的でいるとき、私は自分を生きている

日常の中で、意識的でいるとき、自分自身を生きることができています。

感情の渦や、思考の嵐に、巻き込まれても、自分自身に戻って来ることがしやすくなります。
意識的でいる時間が長くなるほど、感情の渦や、思考の嵐に巻き込まれにくくもなっていきます。

意識的でいると、自分の本当の思いや感情に気づけます。
他者と関わる場面では、自分も他者も大切にした関わりができるようになります。

何よりも、「自分自身を生きているだけで、こんなにも人生が輝いて見えるのか」ということに感動します。

自分のすべてに気づいている状態とは

「自分のすべて」とは、心の中・頭の中、体の様子、行動のことをさしています。

感じていること(気持ち・五感で捉えている感覚・直感・肌感覚・内臓感覚など)・思っていること・考えていること・自分の振る舞い、行動、発言などになります。

こうして文字にすると、大変そう・・・と感じるかもしれませんね。

でもこれは、慣れっこになって自然とできるようになったときの話なので、今は「そうなんですね」くらいの、ふんわりした理解だけでも問題ありません。

まずはやってみますか?

「自分の体の様子や体の感覚に関心を向けてみる」のを、身近なことから取り入れてみるとしたら・・・、と想像してみましょうか。

私が思いついたのは、たとえば、朝布団の中でまどろんでいるとき、信号待ちしているとき、歯磨きしているとき、食器を洗っているとき、お風呂に入っているときなどでした。
頭をあまり使わずにいるときが、やってみるタイミングとしておすすめです。

体のどこに力が入ってるとか、どこが疲れてるとか、どこがザワザワするとか、呼吸が浅くなってるとか。
体の様子からさらに、内面で感じている気持ち・思っていること・考えていること、外側に対しての自分の表現(振る舞い、行動、発言)なんかにも関心のまなざしを広げていきます。

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