サプリメントとは、「補充」という意味の英語です。
つまり、補うもの。食事からの栄養素をベースにして、不足を補うもの。
私は、管理栄養士という職業を選び社会人になりました。
その経歴の中では、サプリメントの必要性を感じていた時期もありました。
今も、必要に応じて私自身も利用しています。
けれども、当時と今とでは、サプリメントの捉え方がまるで変りました。
すべての事柄において言えることなのですが、【どのような意図でそれを行なうのか】ということはとても大切だなと感じます。なぜなら、その行動の結果にも左右するからです。
「サプリメントを摂っている」または、「摂った方がよいのだろうか」という考えが浮かぶときにも、大切になるのは
その考えの背景には何がありますか?ということです。
栄養素が不足しているのだとしたら、そもそも、食事の中に含まれている栄養素を受け取れていますか?
食事に対して、どのような思いや考えをお持ちですか?
常にあなたの中には、外からいろいろなものが入ってきたり出したりしているわけですが、必要なものを適切に受け取れていますか?
健康に生きるために必要なのは栄養素だけではないのです。
不足を外からただ補っても、満ちることはないのです。満ちたとしても、補うことを止めればまた不足するでしょう。
『サプリメントで栄養素を補おう』という考えや行動の背景に、何があるのかに目を向けてみてください。
自分は本当はどうしたいのだろうか。
今の思いや考えに、自分以外のものは混ざっていないだろうか。
ぜひ、眺めてみて感じてみてくださいね。
以下、私の考えではないですが、サプリメントが必要と言われる一般的な理由をあまり偏りなくまとめたものがあるので、載せておきます。
あくまでも、一般的な理由ですよ。
サプリメンテーションを始めたい11の理由
1.三大栄養素の代謝に必要な微量栄養素が不足気味
2.食べ合わせや調理によって失われやすい栄養素がある
3.食べていても、吸収率が悪い栄養素がある
4.嗜好や食物アレルギーによる栄養素の偏りの問題
5.輸入食材や季節によって食材の栄養価は大きく異なる(清水注釈:不足することがあるの意味)
6.ストレス社会による活性酸素・ホルモンバランス対策
7.加齢に伴う胃腸の老化による栄養欠乏をサポート
8.水・土壌におけるミネラル不足をカバー
9.食材そのものの栄養価の低下をサポート
連作による土壌の疲弊や通年栽培、流通時間に比例するビタミンの低下、スーパーの光や水によるビタミンの破壊・流出などの理由から食材の栄養価は低下している
10.環境における問題(日照時間など)
日光のビタミンビタミンDは日照時間の少ない地域は過剰なUVケアで不足しがち
11.遺伝子による問題をサポート
食べ物はアルコールや乳糖に代表されるように遺伝子上の相性があります(清水注釈:体質と食べ物との相性で栄養素の偏りが生じるケースがあるなど)
(Luvtelli Book Ⅰ 細川モモ著 発行所:ラブテリドットコム(luvtelli.com) p77より引用、一部補足)