気づきの自己対話のやり方1 準備編

気づきの自己対話とは?

気づきの自己対話とは、自分軸で自分の人生を創っていくための「必要なことに気づける」自分との対話です。

グルグル思考とはまったく異なる、自分との真の対話です。自分との健全なパートナーシップを育むことができです。
潜在意識へアプローチし、日常の意識状態では見えていない「感じていること」「思い」「考え」などに気づいていき、自己理解にとことんコミットします。

本気で「自分を大切にする」を探求するための必須スキルです。

気づきの自己対話をマスターすると

生きづらさにサヨナラできて、モヤモヤ・イライラで苦しまない生き方ができます。

その理由には、次のようなことが挙げられます。

  • 自分のことを深く知ることができ、最終的には「自己信頼」「大丈夫感」が持てる
  • 自分を無意識に縛っていた「制限」を外していける
  • 日常の意識では見えていない潜在意識にアプローチできる
  • 問題の根本解決に向かっていけるので、モヤモヤ・生きづらさの根っこ解消してける
  • トラウマ・エネルギー(インナーチャイルド・心の傷など)の安全な解放にも役立てることができる
  • 自分で自分を癒せる
  • すべての事柄をジブンゴトとして扱い、苦しくならないマインドでいられる
  • ものごとの判断基準の法則を見出していくことができる
  • その時どきの最善の選択ができる
  • 自分の創造性を使って自分自身を生きていく生き方ができる

上記のような状態が、自分軸で自分の人生を創っていく生き方ができている状態だと私は捉え、気づきの自己対話をお伝えしています。

気づきの自己対話で気づけること

気づきの自己対話では、次のようなことに自分の意志で気づいていきます。

●自分の本当の思い
●自分の思い込みや観念
●自分が苦しくなってしまう原因
●相手との心の境界線を超えていないかどうか
●自分がすべきこと

気づくことで、対処ができます。
対処とは、見直しをかけて修正したり、これまでの選択とは違う新しい選択をしたりもできる、ということです。

気づきの自己対話が日常の中で自然にできるようになるまで使いこなすと、それがその人のデフォルトになります。

この記事では、気づきの自己対話に関心を持った方が、事前に知っているとよいことについて説明します。
対話の実際については、気づきの自己対話のやり方2というタイトルの記事で説明します。

必ずやること

自分の内側を観察することから始まります。
観察なしに気づきの自己対話をすることはできないため、次のことは必ずやります。

1.ベクトルの向きを自分の内側に向ける
2.自分の内側で何が起きているのか観察する
3.感情(気持ち)、本心、考え、体の感覚などに気づく

念のため補足しておきます。

●自分の外側・・・目や耳で捉えることができるもの
         言動、振る舞い、動作、行動など

●自分の内側・・・目や耳で捉えることができないもの
         心の中・頭の中のおしゃべり、体で感じていること、体感覚、心の痛みなど

感じるモードと考えるモード

自分軸で自分の人生を創っていくためには、感じるモードと考えるモードを、適宜使い分けることは必須です。

ホームページで詳しく述べていますが、感じるモードと考えるモードは同時には使えないしくみになっています。

自分の内側を観察するときは、感じるモードを使います(考えるモードはお休み)。
「今、私は感じるモードと考えるモードの、どちらを使っているかな」が自分でわかると、観察もしやすいです。

まずは日常の中で、ご自身の感じるモード/考えるモードと2種類あることに、関心を持つことから始めてみてはいかがでしょうか。

コツ(とくに重要なポイント)

自分の内側にベクトルを向けるときのコツ

”自分の内側にベクトルを向ける”とは、「自分に原因があったことを認める」ことではあるのですが、「反省する」「後悔する」「すべては私のせい」のスタンスとはまったく違います。

自分の内側で実際に起こっていること、隠れていた思いや感情を見つけるためのベクトルです。
たとえば、「なぜ私はあの場であんな言動をとったのか」について気づきの自己対話する場合、「相手が〇〇したから」ではなく、「私の中に〇〇という思いがあったから」となります。

観察するときのコツ

何かを観察するときは、観察される側(対象物)と、観察する側(自分)との間に、ある程度の距離が必要ですよね。

自分の内側を観察するときも同様で、自分の内側と、観察する自分との間に距離を取ります。

自分のことを離れたところから眺める「視点」を、自分の中で作ります。
たとえるなら、自分のことを「あたかも他人のように位置付けて眺める」といった感じです。

体と心をつながっているものとして扱う

心の重さや苦しさを、心のこととして切り離さないで扱います。
体と心は、実は、脳と自律神経系でつながっているので、連動しているからです。

次のステップはこちら

感じるモードと考えるモードの違いについては
こちらを読んでいただくと理解が深まるかもしれません

観察については
こちらを読んでいただくと理解が深まるかもしれません

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